【怪奇心霊話】出張先でのホテル

こわいはなし
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夏も終わり、そろそろ肌寒くなってきた頃。
ちょうどその頃は、毎日あっちこっちと急な出張、出張に出掛けてもトンボ帰りで戻っては打ち合わせ続きといった、
ものすごく忙しい日々が続いていました。

そんなある日の夕方、会社で仕事をしていると「プルル、プルルルル」
1本の電話が鳴ります。
「急ぎ、明日の朝一番で打ち合わせをしたい」という客先からの電話でした。

電話を受けたのは17時を回った頃。
明日の朝一番、それも打ち合わせの場所は某都会。(私が働く場所からは新幹線で向かわなくてはならないくらいの距離にある。)
上司に相談しても直ぐに行けと言われるのはわかっていたので、早めに今日の仕事を片付け、とにかく急ぎ新幹線に乗り込んだ。

まだ晩御飯も食べておらず、車内販売のワゴンを呼び止めると、幕の内弁当とお茶を買い、味気のない弁当をお茶で流し込む。
本当は缶ビールに手を伸ばしたい!心の底から湧き上がる思いをなんとか我慢。
と言うのも、とりあえず新幹線に乗り込んだのはいいが、実は今夜泊まる所はまだ決まっていないのです。。。
さすがにアルコールで酔った頭では変なところに泊まりかねないので、ビールはおあずけって訳。

現地に着いてから探すかぁと思っていたが、日頃の忙しさ続きで、もうすっかりクタクタに疲れているし、
とにかく宿泊だけできればいいから、ちょっと頼んでみるかなぁ。と。
一旦新幹線のデッキへ行き、同僚に電話を掛けてみる。
「プルル、プルルルル」
「もしもし?どうした?」
「もしもし、急に悪いな。
 あのさ、急遽出張で明日朝一から〇〇で打ち合わせでさ。今、新幹線なんだけど今夜の宿も決まってなくて、、
すまんけども、とにかく寝れればいいんだ、ホテルどこか見繕ってはもらえんか?」
「お〜そりゃ大変だな、わかった適当に予約をしてみるよ」と快く引き受けてくれた。
この忙しさは、人の思いやりにも触れる事ができるのか。涙
なんて考えていると、携帯のショートメールに宿泊先の電話番号と
後は直接電話してくれとのメッセージがあった。

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ありがたい、、なんとか今夜一晩、横になれる場所が決まった。
一安心したので、だったら、、と先ほど我慢した缶ビールと思い、車内販売のワゴンを再び呼び止めるのであった。
疲れた身体に染み渡る缶ビール1本を飲み干してすぐ某都会に到着、さっそく電話をしてみることに。
なんと駅から歩いて5分の距離とのこと、こりゃありがたい。
駅の売店で、缶ビール2本と簡単なつまみになるような物を買い、足取り軽く宿泊先へと歩き出すと、見事にピッタリ5分で宿泊先の受付に到着。

部屋は3Fの奥から2番目の部屋だった。
エレベータはなく、階段をトントンと3Fへと上がっていく。
古い建物なんだが、カビ臭いし、フロアの電気が薄暗い感じでなんとなく気味が悪い、、、
が、3Fの他の部屋も全て扉が閉まりお客さんで埋まっている様だし、
いきなりの予約で、しかも人の親切、
わがまま言っちゃあいかんしな、しょうがないか。と部屋に入ると、
部屋までの道のりの印象とは違い、
そんな陰気な感じはなく、なんとベッドが二つ、それも風呂もでかい。
へえ~この安さ、素泊まり、なかなか部屋も広くていいじゃない♪なんて、少し不安も和らいだところで、
さて、缶ビールでもさくっと飲んで、
明日は朝早い打ち合わせなので書類に目を通して風呂も入り、
早めに寝るとするかと考えてベッドに入ることに。

それから1時間もせずに眠気がしてくる。
どのくらい寝てたのだろうか、ふと目を覚ましたら、電気もつけっぱなしで寝てしまったようだった。トイレに行き歯をみがいて、再度ベッドに入ろうとしたその時。

なんだか猫のような鳴き声がかすかに聞こえてきた。
ん?猫?でもここは3F、猫なんているのか?
耳を澄ますが、いや、猫じゃなさそう。
しばらくよーく耳を澄ますと、小さな
「うぅ、、うぅ、、」という声が、、、
うわっ。なんだ?うめき声??
どこから??となりの部屋?廊下?
耳を澄ますがどこから聞こえるのかもよくわからず、しばらくするとその声も消えたようだった。
怖いものの、明日朝一からの打ち合わせが気になりなんとか誤魔化してベッドに入った。
しかし、さすがに怖いので電気を一か所だけ
我慢できる程度に点けておいた。

しばらくして眠気が襲い、うとうととしていた時だった。
その時は、はっきりとさっきと同じ、うめき声が聞こえた。
それも自分のいる部屋で、はっきりと。
こわっ、、うそ、ここ!?
あまりの気味の悪さに、枕を頭の上から被り耳を塞ぎ耐える、それでも聞こえてくる。。。
そして、なんとなくだがベッドが少し揺れている。
記憶にあるのはそこまで。

「ピピピ、ピピピピ」
目覚まし時計のアラームが鳴り、
ぼんやりと目を開けると
窓からうっすらと入る光で外が明るくなっている事に気づく。

そこで思い出す。
夜中のあれは何だったんだろうか、夢か?

とにかく、身支度を済ませチェックアウトする為にフロントに向かおうと廊下に出る。
ちょうど時間は7時を回る頃。
フロントに使う途中で気がつくのです、
この3Fには私以外は誰も宿泊者はいない。
全てのドアの扉が開いており、中は閑散としている。朝の掃除をした後なんて雰囲気は、全く感じられなかった。
そして確か、昨夜到着した時は扉は全て閉まっていたはず、、、

また怖くなってきたので、
フロントへと繋がる階段を駆け下りた。
フロントマンが
「おはようございます。昨夜は、、、」と
言い出した時、待ちきれず被せるように
こちらから早口で聞いてみた。
「あの!3Fに泊まったんですが、ここ何かありましたよね?」
「は、はぁ、、、?」
フロントマンも突然の質問にびっくりしている様子。
もう一回息を整えて、駄目元で聞いてみると?
先ほどのにっこり笑顔から、一変してすっと真剣な顔付きに変わり、
「昨晩、何かありましたか?
 お客様、わかるんですね?」と。
昨晩体験したそっくりそのまま同じ出来事が、ここ数年続いているという話。。
ゾゾッと鳥肌が、、、
あぁ、夢じゃなかった、、、

いろいろと話を聞いたけども、
旅の途中で亡くなった方がいらっしゃって、供養もまだ済んでいないということ。

昔々に体験した
ホテルでの不思議なお話でした。

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ーーー今日のつぶやきーーー

この時期、スーパーに行くと魅力的なフルーツが
並んでいてわくわく♪
スイカに、桃♪少しすると梨も出てくるかなぁ〜
夏から秋にかけてのフルーツが大好きなので、わくわくが止まりません^ ^
フルーツこそ時期が過ぎてしまうと
次の年まで食べられない
なんてこともあるので、
見逃し厳禁です。
また今度にしようと伸ばし伸ばしにしていると、危ない
そろそろスイカも食べておかないと!!(゚o゚;;

急げ〜!!

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