今世の中ではキャンプ熱が高まりを見せています。今回はそんな流行りのキャンプについて
「なぜ流行るのか?」を考えてみたいと思います。
視点は2つ。
まずはコロナ禍。早2年を過ぎたとは言え、今でも人混みでは神経を使いますよね。
そして、働き辛く、儲からない今の世の中だからこそ…の見方から。
1)レジャーとキャンプ
レジャーは、日頃のストレスを発散することです。
日常生活に疲れ、日常に飽き、
何か変化がほしい時に自分の心を変えられるもの、それがレジャー。
ただそれが、御一行様というレジャーではどこもかしこも人ばかりになります。
休憩でも食事でも時間に縛られ、電車やバスでの移動も自由が制限されてしまいます。
最近では、ホテルマンは出来るだけお客様と話をしない事がサービスとしても取り入れられているとか。ここぞというタイミングでの声かけ研修なんてものもあるそうです。
その点、キャンプはレジャーの中でも比較的自由な時間感覚で気楽に過ごすことができます。
人間関係のわずらわしさから解放されるのです。
2)キャンプの費用
レジャーと聞くと、どこかに出かけて何か見たり体験したり。
そこでかかってくるのが費用です。車のガソリン代、電車、タクシーやバスの運賃、現地での滞在費用、宿泊代や飲食費、テーマパークであれば、入場料が必然的に追加になってきます。
こうなると、この楽しい気分や爽快感の中、どこまでお金を使っていいものか?
費用を抑えて楽しいことができたら!越したことはありません。
その点、キャンプでは、やる事と費用のバランスを自分で決められ、旅館やホテルと比べ出費も抑えられる、お財布に優しいレジャーになります。
3)心地良い疲れを楽しめるキャンプ
旅行と比べて、キャンプは当日のプログラムがありません。
あちこち出かける事もありません。予定や計画がない=キャンプ場についたら、そこからは自由に活動できるのです。
またテントを張ったり組み立てたりはなかなかの重労働。知らず知らずのうちに楽しくからだを動かしていて、帰ってきたら程よい疲れが!なんてことも多々あります。
4)日常生活をチェンジする目新しさ
キャンプは、ルーチン化する日常生活からの脱却です。
手にするものや目にするもの全てが新しく、環境もがらりと変わります。相手が自然のため、外気温の厳しい変化や雨風からからだを守るための工夫が必要になります。寒ければ1枚服を着て、暑ければ1枚服を脱ぐ。
空調の効いた今の室内では必要なくなっている当たり前の事がそこにはあるのです。また、現代社会では滅多に目にしない夜の焚き火のゆらめきなんかも、ぼーっと見るのが心の癒しのひとつとなるのです。
さて、今キャンプが何故流行るのか?
その答えは、何かと縛られ、窮屈なこの世の中で、
時間、費用、人とのコミュニケーション、そして変化、
これらを全てを自由気ままに自分次第で決めることができるからではないでしょうか。
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