詩のホテル

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行きたかった『詩のホテル』、
いつ行こうかと悩んでいるうちに、
どんどん予約が埋まり、
あぁ〜諦めきれない、、、

キャンセルが出ないものかと
ネットを日々覗いていたら
行けそうな日付にキャンセルが!
駆け込みで予約し、久しぶりに休みを取って、浸りに行ってきました。

ホテルの最寄り駅九条駅
ついた瞬間から始まる詩の世界。
こころ踊り始めわたしと、
周りの人達はいつもと変わらぬ日常。

駅にちらばる『詩』には足を止めることなく、日々のただの通過点である駅を通り過ぎていく。

そうだよなぁ、と、1人ぽつり。

旅にでて、いつもと違う場所、何かを感じに。そうゆう特別な思いがなければ、
ここが自分がいつも使っている普段の駅ならば、きっとわたしも目もくれず
通り過ぎてしまうのだろう。

ひとつひとつ、詩を見つけては
あちらこちらに足を止めては
読みながらホテルに向かう。

ただホテルに向かう道も、
この一歩足を止めるその一瞬が
なにかを感じる瞬間。

恋と誤解された夕焼け [ 最果 タヒ ]

案内されたのは108号室。
ホテルのキー、ハンドソープ、歯ブラシ、
扉、壁、窓、部屋の至る所に記された詩が
広がる世界。

ぼーっと、詩の朗読のレコードを聴きながら耳から詩を読み、ゆったりした時間に浸りながら目はあちらに書かれた詩を読む。

お風呂に入りながら、トイレに座りながら、
眠りにつく直前まで、ふとした時に目に入る詩を眺めながら何度も繰り返し読み返す。

まさに、詩に泊まる、言葉の宿泊体験。

本を開いて読むとはまた違う、
旅の暮らしの中での詩、言葉との関わり、
とても感慨深い面白い体験になりました。

これはぜひとも、
『時間』と共に体験してほしい。
会期が延長になったそうです、2025年2月末まで気になった方はぜひ。

詩人・最果タヒとコラボした「詩のホテル」 | HOTEL SHE, KYOTO
このたび、HOTEL SHE, KYOTOに「詩のホテル」が帰ってきました。2019年に、詩人・最果タヒさんとデザイナー・佐々木俊さんの呼びかけによって実現した「詩のホテル」。普段、身の回りにあるにもかかわらず、意識を向けることの少ない「言葉」という存在に着目し、「詩に泊まる」というアイデアを具現化したはじめての「言葉...

コンプレックス・プリズム [ 最果タヒ ]

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