おすすめ短歌集

今回マミーがご紹介したい本は、これ。『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』

全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割／岡本雄矢【3000円以上送料無料】

マミーは普段は小説を読むのですが、タイトルを目にして思わず手にとってしまったのは、短歌集でした。
5.7.5.7.7の文字に思いを込める短歌。子どもの頃、国語の授業で俵万智のサラダ記念日を知った時は、衝撃を受けて、堅苦しいと思っていた短歌が、より身近に感じられたことを今でも覚えています。その後、自分でも作ってみたいと何度か挑戦はしてみましたが、これがなかなか難しい。日常の思いや感情を、この少ない文字に収めることにどれほどの労力が必要か…。歌人ってすごいなぁと尊敬せずにはいられません。

サラダ記念日 （河出文庫） [ 俵 万智 ]

この本は、この歌人が経験する不幸を謳ったものです。くすっと笑ってしまったり、なんか分かるなぁとしみじみ感じたり、とにかく次のページをめくるのが楽しみな作品でした。読んでいくと、読者の不幸を吸収してくれるみたいですよ。

皆さんも、このインパクト大なタイトルを見つけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。