ほら、ここはキャンプ場。
静まり返った夜の闇の中で、赤々と照らす炎。
ゆらゆらと燃えあがり、火の粉が空高く舞い上がる。
その先に広がるのは満点の星空。
あちらこちらに星が瞬き、時々ひゅっと現れる不思議な流れ星。
焚火のそばの椅子に腰を下ろすと、ゆっくりとした時間が流れていく。
オレンジ色に染まった地面。
時々、パキーンと燃え盛る薪が怒り出す。
ぼんやりとした時間が流れ、気が付くと先ほどまでメラメラと怒っていた炎が小さく優しい炎に変わっていく。
ゆっくりとしたひと時。
どれだけ時間がたったのだろう。
時間さえ気にしなくなっていく自分。
静かな夕闇の中、炎を見つめるいくつもの眼差し。
優しい目をした仲間たちの顔が、段々とオレンジ色に染まっていく。
目が合う度に、なんだか心が温まる。
このひと時は、言葉なんていらない。
薪を入れ、炎が立ち昇り、その先には満点の星空、その星空を今夜は仲間と一緒に見ている。
人生の中ではほんの一瞬だけど、
何億人もこの世に人はいるんだけど、
何かの縁で、今この時、この瞬間、この場所で同じ時間を過ごす仲間たち。
気が付くと、先ほどまで火照っていた顔が少し涼しくなってきた。
慌てて火箸で燃え着きそうな薪を一つにまとめ、新しい薪を入れる。
消えかかっていた炎が再び力強く立ち上る。
今こうして焚火を囲む仲間たち。
喧嘩をしたりなぐさめあったり、まるで今見ている炎のよう。
ピンチな時は、誰かが火箸を使って
また炎を立ち上げてくれる。
そうしてつないできた時間があるからこそ、今こうして目があえば、ここでは言葉もいらない。
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